2009年10月05日

誠実を忘れ、自分を裏切り、感覚は死んでいく

声高に叫んだのはいつだったか
初春のまだ肌寒い日のこと
立派な言葉を並べ立てて
誓いを立てた


時は流れて
夏の暮れに
年始めの決意の息吹は枯れ果て
誰も彼も
耳さわりのいい言葉を盾に
逃亡の手立てを考えている


誰ひとり本気じゃなかった
"勝つ気"など、初めから何もなかったのだ
ただ、すべては虚像であったという
真実だけが
日が暮れた空を
やさしく包む



問題を簡略化しよう



つまり
行きたい場所があるから
人は歩くのか

それとも
道ばたの看板に
「歩け」と書いてあるから
人は歩くのか


両者の違いは思っている以上に
大きい

では

「止まれ」の看板を見つけたのなら
君はいつまで
ボーっと突っ立ったまま
待つつもりなのか?
それとも、背中を押してくれる
誰かがやってくるまで
その場に座り込んでしまうのか?



奢りも昂ぶりもなく
僕は去ろう


"誰も責任をとらない"という
すばらしき組織の中では
自分に対しての誠実さえも
剥ぎとられて
惰性という名の日常が
やってくると
みんな昨日とは別人になって
流されていく


「その先に何があるのか?」


そんな問いさえ
無意味の判を押され
惰性の波は
すべてを無気力のベクトルへと
押しやっていく

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2009年09月11日

Escape or Fight?



目の前にある
困難に対して

最も安易で
楽な選択肢は
逃げ出すことである

だが
忘れるな

いまだかつて
その苦しみから
逃げ切れた者はいない
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2009年09月04日

恐れずに

進み続けること

それだけが
この広い世界で迷わないための
たったひとつの方法である


人生を語らず

posted by Dreamin' at 11:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月01日

夏、過ぎて

突如 舞い降りてきた枯葉に

秋を見つけたのなら

自分が疲れ果ててしまった理由を

問うてみる



枯葉が踊る

涼しげな風に

情熱の残骸を見つけたのなら

知らず知らずの内に

置いてきた夢の所在を思い出そう



季節の移り変わりとともに

大切なものが ひとつ

また ひとつと散っていく



悲観的に

世間を眺めては

独りよがりの不満をぶつけ

見知らぬ誰かに

責任を擦り付ける

不誠実な日々



夏は過ぎて

季節は巡るというのに

人はいつまでも

同じ場所にしがみついたまま



秋夜に輝く月が

うつつの儚さを嘆いても

記憶のなかの

燦燦たる太陽は

儚さゆえの猛りを照らしている



悲しくも勇ましく

駆けていけ

とどまる理由は何もない


posted by Dreamin' at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月28日

ほったらけにされたのは何か?

先日、久しぶりに映画を観てきた。
CMでもおなじみの『ほったらけの島〜遥と魔法の鏡〜』である。

小さいころから、大切にしていた本やおもちゃなどの宝物。
しかし、年齢を重ねるごとにスミへと追いやられて、
いつからか"ほったらかし"にしていたことはないだろうか?

ほったらかし=ほったらけ

そうした"ほったらかし"にされた物を集めて作られたのが、ほったらけの島である。
ほったらけの島は異世界?にあり、神社などの神聖な場所から繋がっている。
そして、そのほったらけの島の住民であるキツネのテオ。
テオが物を集めている姿を、たまたま見かけたハルカ(女子高生&主人公)。
物を集めているテオの後を追う内に、不思議なほったらけの島に迷い込んでしまい、
ハルカの不思議な冒険が始まる…。


このような様相で、ストーリーは展開されていく。


たいてい、こうしたアニメ映画には、
少々の疑問というか、矛盾点は付き物なのである。
アニメを観ながら、「物理法則上、そういったことはありえない」とか、
メガネをクイッとやりながら「非科学的だね」とか、お寒いことを言ってはいけない。
アラを探すのはナンセンス!
こうした映画を観賞する際には、とても大切な決まりごとだと個人的には思っている。
だが、この映画はこうした僕の決まりごとを軽々越えていった。


まず、手鏡について話をしよう。
主人公のはるかが小さいころに母親からもらった手鏡が、
この物語のキーアイテムになるのだが、
その手鏡がなぜ、ほったらけの島では特別な力を持っているのか、まったく分からない。
とにかく半ば強引に、手鏡=モノに命を与える魔法のアイテム!という設定が、まかり通っている。

鏡がなぜ、ほったらけの世界では不思議な力を放つのか?
説明も、前振りも一切ないまま、悪者と主人公たちの手鏡の争奪戦は始まる。
いきなり、戦争なのだ。



そして、テオを取り巻く人間模様についても申し上げたい。
テオは当初、島内の住民からいじめられている。
いじめていたのは、デカゴー、ビッキ、ピカンタ、という見るからに意地悪そうな三人組である。
テオは島の掟を破り、人間のはるかを連れ込んでしまったから、さあタイヘン!
執拗に、三人組はテオを狙ってくる。
で、問題はその狙い方がハンパじゃないこと。
完全に殺意を認定できるレベル。
ガラクタを組み合わせた大きな車輪で作った機械で追いかけてくる。
もちろん、ひき殺す勢いで。
追跡に失敗した三人組は、どこから連れてきたのか、恐竜のバケモノに乗って、テオを追いかけ始める。
というより、恐竜のバケモノにテオたちを喰わせようとしてた。

これほど殺意をむき出しにした三人組なのに、
物語の後半では、あっさりとテオの仲間に加わっている。
なぜか?
仲間になるためのエピソードとして挙げられるのは、金を渡すだけという実にシュールな事実だけだ。
友情も、信頼も、ノーサンキューなのである。
(実際はお金代わりのスタンプカードを渡す。まあ、ほったらけの島のお金みたいなものです)



そうしたいくつもの矛盾を抱えたまま、物語はクライマックスを迎える。
めちゃ深刻な雰囲気だというのに、僕は少しだけニヤニヤしていた。
あまりにもツッコミ所が多すぎて。
そして、次はどんなツッコミ所があるのだろうか、と。


この映画のラストでは、
物をほったらかしにすることは、想い出をほったらかしにすることなんだ!今まで自分が過ごしてきた時間を大切にしなきゃダメだよ!
要約すれば、このようなメッセージが提示されていたと思う。
言いたいことは分かる。
いや、最もだ!とさえ思う。
だが、脚本の甘さが、物語とメッセージを乖離させてしまった。


主人公のはるかは、なぜ母の形見である『大切な手鏡』を"ほったらかし"にしていたのか?
それにもかかわらず、高校生になったある日、唐突に手鏡を探し始めたはるかの心境の変化は何だったのか?


この辺の理由がまったく分からず、主人公のはるかは単に過去を懐かしんで泣いているようにしか見えなかった。



また、はるかは現実の世界では父と確執を抱えている。
理由はよく分からない。
しかし、ほったらけの島から現実世界に戻ってくると、父とのわだかまりはすっかり消えている!
なぜ?!


もちろん、ハッピーエンドにするのなら、最後の場面の必要性は理解できる。
しかし、物語には積み重ねが必要なのだ。
1から2へ、2から3へ。
場面から場面へと論理立てたストーリーの展開がなければ、共感は得られない。
なぜ、その人物はそのような行動をとったのか?
観ている人が理解できなければ、作品のメッセージも何もあったものではない。


感情の動きをもっと細やかに表現していれば、すごくいい映画になったと思う。
だが、映像は良かった!
おそらく、この映画は脚本よりも先に、キャラ設定やCGで使うシーンなど、様々な前提条件があったのではないだろうか。
だいたい、主人公の『はるか』の声をやっているのは、綾瀬はるかである。
大人の事情というヤツを感じずにはいられない。

登場人物たちの想いや感情、そして世界観の設定が"ほったらけ"にされていた。
映画にとって、それは命とも言えるくらい大切なもの。
登場人物の流す涙が、観客の流す涙にならなければ、
それは決して名作には成りえない。


人にお勧めしたい映画ではないけれども、好きか嫌いかで言えば、割と好きな映画。
ほんと世界観とかは良かったから、本当にもったいない映画でした。
ほったらけよりも、もったいないだよ!フジテレビさん!
posted by Dreamin' at 00:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月04日

すいみん不足

今の状態を表すのに、これほどピッタリな曲もありません。
自分が聴いていたのは、小学生ぐらいの時です。
なぜだか、やたらと印象に残っています。

改めて歌詞を聴いてみると、なんだかとても意味深です。
ふざけているようで、現代社会をグサリと捉えているような、
そんな不思議ソング。

いや、作者はそんなに深くは考えてなかったと思います。
でも、そんな意図していないことから、
時々、すごくいい物が生まれてくる。
だから、おもしろい!
この曲を好きなのは、おそらく少数派でしょうけどね!


すいみん不足 / CHICKS


posted by Dreamin' at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それなのに

心が逆立ちを始めるような

見たこともない世界が

すぐそばに横たわっている

それなのに わたし

小さな日常に追われているね




リトライ




心が逆立ちを始めるような

見たこともない世界が

すぐそばに横たわっている

だからこそ わたし

小さな日常を駆けていくよ



=============





前略

"それなのに"と別れました

次は"だからこそ"と付き合うことにしました

少しだけ 今日が楽しくなりそうです

早々
posted by Dreamin' at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月03日

ええねん

人間は考える動物だから
自分の思考に雁字搦めになることがある


考えることは大切だけど
そんなことよりも
外に出て
手足を動かして
大地を蹴って

この世界と戯れよう



はじめから、上手にやろうなんて
卑しい欲は捨てておく!


たくさんの失敗と仲良くなることを考える




自分はこんなものだと言い聞かせて、
逃げ道を確保していた日々


「昔の方が楽しかった」


そんな弱音を吐けば、
少しは楽になれるのか?


今がダメだから
昔の方が良かったに決まっている
と君は言うのだが、
とんだ勘違いだ


そして
今の自分に対する、
最低の侮辱でも、ある。


過去に逃げれば、しあわせかい?
ホントの気持ちを押し込んで、
殻のなかに閉じ篭れば、しあわせかい?


見たこともない世界が
すぐそばにある

手を伸ばせば
届くところにある


でも、それに
誰も気づかない


一歩でも
1mmでも
1グラムでも
スズメの涙ほどでも


-------変われるか?------------



言葉なんて、ホントは何でも良くて
「今この瞬間に何をはじめようか?」
そういうことを考え続けていれば
しあわせは勝手についてくる、らしい



posted by Dreamin' at 20:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月24日

デッドライト

最後の命を燃えたぎらせて

その散り際

美しい輝きを放つ

花がある

"デッドライト"

いつからか 人々は

名もない花に名前を付けた




まばたきの間に消える

その輝きは

命ある者だけが持ちうる

最後の権利



生命=花も人も



命の火が

悲しみの涙に消されてしまいそうな

夜に

きらめく星々を見よ



幾億年の歴史が

わずかながらの時間を与えられた

この命を嘲笑おうとも

デッドライト

死に逝く者の輝き



今 この瞬間に

燃え上がる情熱を従えて

闇夜に咲かす

荒野の一輪となる


posted by Dreamin' at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

ポーカー

漆黒の大理石テーブル

運命の交差するカード

きらびやかなシャンデリア

ディーラーが厳かな動作で

カードを配る

赤のネクタイが眩しかった



目を血走らせる女

配られたカードに一喜一憂する男

運任せの毎日

喧騒に飲み込まれて

消耗戦は終わらない



誰が作ったのかもわからないルールに従い

今日も

敗者と勝者が

たくさん たくさん

切り分けられている





クラブのジャックが

泣いていた

ハートのクイーンが

泣いていた

半年前に旅立った

キングの行方は知らない



バラバラのカードを

ディーラーに叩きつけよう

そして 私は言うだろう

「私の勝ちだね」と

ディーラーは苦笑するのだが

私は僅かばかりの金を握り締めて

この場を誇らしげに

後にする



キングは帰らないだろう

ここには夢がなかったから

クイーンは

皆の帰りを待つのだが

もう二度と 誰も戻らないであろうことを

予感していた



安穏とした暮らしに慣れた

ジャックもやがて 旅に出ることを知る

運命との決別を果たすために

配られたカードが

人生のすべてではないのだと

誇らしげに彼は行く
posted by Dreamin' at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする